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2022 年度 研究成果報告書

抗PD-1抗体投与による濾胞性ヘルパーT細胞とCD4+T細胞の変動の意義

研究課題

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研究課題/領域番号 19K08779
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関札幌医科大学

研究代表者

加藤 潤史  札幌医科大学, 医学部, 助教 (00464488)

研究分担者 亀倉 隆太  札幌医科大学, 医学部, 講師 (70404697)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードTfh細胞 / 免疫チェックポイント阻害薬 / 悪性黒色腫
研究成果の概要

免疫チェックポイント阻害薬投与前および投与中の末梢血を用いて解析した。治療によりTfh細胞の数は変わらないが, 活性化したTfh細胞は増えている症例が観察された。Tfh細胞の活性化は免疫チェックポイント阻害薬投与後の早期(2週間後)に観察されていた。解析の結果, 治療後にTfh細胞の活性化が"奏効例や副作用がみられた症例"で確認された。また, PD-1単剤よりもCTLA-4抗体を併用した症例でより顕著に活性化がみられた。

自由記述の分野

皮膚がん

研究成果の学術的意義や社会的意義

免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の効果や副作用にはCD8+T細胞が重要であるが、CD4+T細胞の関連性は未だ不明なことが多い。今回の研究は免疫チェックポイント阻害薬投与前および投与中の末梢血を用いてCD4+T細胞のなか濾胞性ヘルパーT (Tfh) 細胞に注目して研究を行った。研究でTfh細胞の活性化が免疫チェックポイント阻害薬投与後におこった患者で、免疫が動く(効果や副作用がみられる)ことが観察できた。
Tfh細胞の活性化は投与後早期(2週間後)に観察されることがわかった。そのため, 活性化がおこるかどうかの評価は治療前と投与後約2週間後のツーポイントでに行うことで評価ができそうと考えた。

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公開日: 2024-01-30  

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