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2021 年度 研究成果報告書

血小板インテグリン活性化の分子機構および血管病変形成における意義の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K08813
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

柏木 浩和  大阪大学, 医学部附属病院, 准教授 (10432535)

研究分担者 加藤 恒  大阪大学, 医学系研究科, 講師 (20705214)
冨山 佳昭  大阪大学, 医学部附属病院, 特任教授(常勤) (80252667)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードインテグリン
研究成果の概要

αIIbβ3の恒常的活性化をきたすαIIb(R995W)ノックインマウスを作成し、KIマウスにおいてはヒトと同様に巨大血小板減少を呈すること、骨髄および脾臓における巨核球の数・形態および分化にも異常を認めない一方で、培養巨核球を用いて巨核球におけるproplatelet形成が障害されることを明らかにした。またKIマウスにおいては主にαIIbβ3の発現低下に伴う強い血小板機能障害を呈することを示した。さらに新たないβ3遺伝子異常に伴う血小板減少症を見出した。本例では従来の報告と異なりαIIbβ3の恒常的活性化が認められず、αIIbβ3異常と血小板産生および血小板機能に関する検討が進行中である。

自由記述の分野

血液学

研究成果の学術的意義や社会的意義

血小板は動脈硬化性血管病変の形成に中心的役割を担う。今回の研究により血小板機能の中で最も重要であるαIIbβ3の恒常的活性化が血小板産生および血小板機能に及ぼす影響を、ノックインマウスを用いることにより明らかにすることができた。さらに直接αIIbβ3,の活性化を誘導しない変異によってもαIIbβ3の変異により血小板産生に影響を与える可能性を示した。今後の更なる分子機構の解明により、血小板機能および血小板産生のメカニズムの一端が明らかにされていくことが期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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