初発DLBCL 170症例のRNA発現解析で、follicular helper T細胞関連遺伝子、マクロファージ関連遺伝子、ストローマ細胞関連遺伝子が強力な予後因子として抽出、これら3因子の発現レベルでスコア化したDMS (DLBCL Microenvironment Signature)スコアを作成した。同時にすすめた遺伝子変異解析では、DMSスコアが低い患者で、B細胞受容体経路活性化を及ぼす予後不良な遺伝子変異を高い頻度で伴っていた。これらの症例のシングルセル解析では、T細胞関連の遺伝子発現が低下、T細胞が機能不全に陥っていることが明らかになった。
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