研究課題/領域番号 |
19K08848
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
荒木 真理人 順天堂大学, 大学院医学研究科, 客員教授 (80613843)
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研究分担者 |
小松 則夫 順天堂大学, 医学部, 特任教授 (50186798)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 骨髄増殖性腫瘍 / calreticulin / トロンボポエチン / JAK2 / 分子シャペロン / 受容体 / 2量体 |
研究成果の概要 |
フィラデルフィア染色体陰性の骨髄増殖性腫瘍の発症原因分子である変異型CALRについて、フレームシフト変異によりカルボキシル末端に付加された、腫瘍原性を有するドメインの解析を行った。その結果、野生型CALRに存在しないこのドメインを介した新たな分子間相互作用を見出し、相互作用に関与するアミノ酸残基を同定するとともに、相互作用の意義を明らかにした。
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自由記述の分野 |
血液内科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、変異型CALRに腫瘍原性を付与するドメインの有する機能が明らになったことから、CALR遺伝子変異を有するMPN患者に対する有効な治療薬の開発に資する情報が取得できたことは大変意義深いと考えられる。さらに、変異型分子シャペロンによる受容体活性化という、生物学的にユニークな現象の分子メカニズムの一端が明らかにされたことから、この知見に基づいて、これまで未知となっている生命現象の解明が期待される。
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