アレルギー疾患では1日のある特定の時間帯に症状が出現、悪化することがよく知られている。しかしながらその生物学的起案は不明であった。研究代表者らは、私たちの生理活動の日内リズムを司る時計遺伝子の1つであるREV-ERBがアレルギー反応の形成に重要であることを本研究で明らかにした。特にREV-ERBを活性化する化合物がアレルギー反応を顕著に抑制することを見出した。REV-ERBを活性化する化合物は肥満や癌に対する治療薬としても期待されており、アレルギー疾患以外にも有用性をもつ夢のようなアレルギー創薬に繋がる可能性がある。
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