研究実績の概要 |
昨年度までに、IL-33受容体は、ヒト末梢血血球の中で好塩基球に最も強く発現しており、IL-33刺激を受けた好塩基球は、TNF-a, IL-1b, IL-8といった炎症性サイトカイン、及び、RANKLを発現することを報告した。 好塩基球が発現するRANKLの機能を評価するために、破骨細胞への分化能を持つRAW264細胞株にカテプシンKプロモーター領域とVenus遺伝子を融合させたプラスミドを導入し、好塩基球と共培養した上で、RAW264細胞のvenus発現を検討した。IL-3刺激好塩基球はRAW264のvenus発現を誘導するも、IL-33の追加による上乗せ効果を認めなかった。
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