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2021 年度 研究成果報告書

原因遺伝子のmRNA非翻訳領域の変異による自己炎症症候群の発症メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K08924
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
研究機関久留米大学

研究代表者

山崎 聡士  久留米大学, その他部局等, 准教授 (30367388)

研究分担者 井田 弘明  久留米大学, 医学部, 教授 (60363496)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード自己炎症性疾患 / 転写後制御 / 3'非翻訳領域
研究成果の概要

自己炎症症候群は遺伝子異常に起因するが、アミノ酸置換が起こらない遺伝子変異の症例が存在し、その発症機序は未解明である。本研究では3’非翻訳領域(3’ un-translated region: 3’UTR)の変異に着目し、その病態への関与の可能性を検証した。レポーターmRNAに自己炎症性疾患に関連する6遺伝子の野生型と変異型のmRNA 3’UTRを接続し、その細胞株における発現を確認した。結果として、6遺伝子のうちNLRP3の発現に対して抑制効果を発揮するtristetraprolin (TTP)、さらにこれとほぼ同等の影響をもたらすRNA結合蛋白「c」の同定に成功した。

自由記述の分野

リウマチ学

研究成果の学術的意義や社会的意義

自己炎症生疾患に関連する6遺伝子、IL1RN(2), MEFV(6), MVK(3), NLRP3(2), NRLP7(6), NOD2(6) のmRNA 3’UTRにを介したこれらの遺伝子のmRNA制御メカニズムを検討した。その中で、クライオパイリン関連周期熱症候群の原因遺伝子NLRP3に関して、tristetraprolin (TTP)、さらにこれとほぼ同等の影響をもたらすRNA結合蛋白「c」の同定に成功した。今後の検討の足がかりとなる成果を得ることができた。自己炎症症候群の非コード領域の遺伝子変異と病態の関連に関して新たな解析の方向性を示す研究としての意義がある。

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公開日: 2023-01-30  

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