• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

関節リウマチにおける神経伝達物質ドパミンを起点とした病態解明と新規治療法の開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K08926
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
研究機関産業医科大学

研究代表者

花見 健太郎  産業医科大学, 医学部, 講師 (50441853)

研究分担者 田中 良哉  産業医科大学, 医学部, 教授 (30248562)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードドパミン受容体シグナル
研究成果の概要

神経系及び神経伝達物質が免疫系のみならず、骨代謝へも影響を与えている事が報告されている。代表的な神経伝達物質であるドパミンが、関節リウマチ患者炎症性滑膜の樹状細胞にドパミンが豊富に存在する事、ドパミンD1様受容体阻害薬が滑膜炎症及び関節破壊を抑制しうる事をSCIDマウスを使ったヒト関節リウマチモデルにおける検討で明らかにし、更にはドパミンD2受容体シグナルが細胞内cAMP-c-Fos-NFATc1を抑制する事で破骨細胞形成を抑制する事を明らかにした。これらの結果より神経伝達物質が、関節リウマチの新規治療方法となり得る可能性、神経伝達物質による関節リウマチに対しての新規治療法の検討を行った。

自由記述の分野

膠原病リウマチ内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々の結果からは、炎症性サイトカイン抑制・骨吸収抑制による影響は考えられ、cAMP応答配列を介したwntシグナル修飾も近年報告されており、ドパミンシグナルによるcAMPを介した骨芽細胞形成への直接的な影響も考えられる。ドパミンシグナルによる骨破壊病態への治療応用を想定した際に、骨代謝に対するメカニズムの解明は必須であり、本研究は新規治療への展開にとどまらず、神経と骨免疫のクロストークを解明するブレークスルーとしての可能性を有するため、医学的にも社会的にも多大な意義を持つものと考える。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi