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2020 年度 実施状況報告書

マウス病態モデルを用いたつつが虫病の重症化メカニズムの解明~死亡症例0を目指す~

研究課題

研究課題/領域番号 19K08944
研究機関国立感染症研究所

研究代表者

小川 基彦  国立感染症研究所, ウイルス第一部, 主任研究官 (10322710)

研究分担者 深澤 征義  国立感染症研究所, 細胞化学部, 室長 (20291130)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードつつが虫病リケッチア / 強毒株 / 弱毒株 / 感染病態モデル / 標的器官 / サイトカイン / リケッチア数
研究実績の概要

つつが虫病の重症化メカニズムを解明するため、つつが虫病リケッチア強毒株および弱毒株の感染マウスを致死および治癒の病態モデルとして用い、主な標的器官であるマクロファージ、肝臓および脾臓におけるリケッチア数およびサイトカインの変動について、統計学的有意差の検証のため再度解析を行なった。
リアルタイムPCRにより、各標的器官のつつが虫病リケッチア数を解析したところ、4日目のリケッチア数は、マクロファージ>脾臓=肝臓の順であり、その後8日目以降は、いずれの臓器でも強毒株は増加に転じ、弱毒株は、脾臓および肝臓で横ばい、マクロファージでは減少する傾向が見られ再現性が確認された。各器官における11種類のサイトカインの産生を、mRNAの発現解析により行った結果について、現在詳細な解析を行なっている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

初年度の課題の再検討を行ない進捗が遅れたことに加えて、新型コロナウイルスの検査業務の遂行を優先しなければならなくなったため。さらに、緊急事態宣言の発令中は、実験室の使用制限、業務内容の制約および出勤制限が課せられたため。現在も、3度目の緊急事態宣言下で、新型コロナウイルス関連の業務が優先されている状況である。

今後の研究の推進方策

今年度の結果の再現性および統計学的な有意差を検討後、成果を出すために最も必要な進め方を検討し、柔軟に進める。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス の緊急事態宣言等による研究実施の制限があり、課題の進捗が遅れているため。最終年度の延長も視野に課題を粛々と進める。

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公開日: 2023-12-25  

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