研究課題/領域番号 |
19K09075
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
及川 将弘 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員研究員 (90612416)
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研究分担者 |
三嶋 博之 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 助教 (10513319)
矢野 洋 長崎大学, 病院(医学系), 講師 (50380887)
大坪 竜太 長崎大学, 病院(医学系), 講師 (80570043)
永安 武 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80284686)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 乳癌 / circulating tumor DNA / Liquid Biopsy / 次世代シークエンサー |
研究成果の概要 |
原発巣/転移巣における変異情報またはHot spot mutationの情報を用いることなく循環腫瘍DNA(circulating tumor DNA: ctDNA)を高感度に検出可能な新規リキッドバイオプシー法(Plasma Exome and Genome Analysis by Size-Selection and Unbiased Sequencing: PEGASUS)を用いて、HER2レセプター陽性乳がん患者の血漿サンプルを解析した。臨床経過に応じてctDNAの出現・消退を確認することが可能であり、今後、治療効果予測やハイリスク症例の層別化等に活用できる可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
乳腺外科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
次世代シークエンサーを用いた、事前の腫瘍情報を用いずに行うctDNA解析を、臨床検体で行うことが可能であった。乳がんのHER2タイプにおいては、ほとんどの症例でERBB2のamplificationであり、sparse genome sequenceを用いた本手法の有用性が示された。血漿検体であるため、サンプルの採取は容易であり、経時的な解析も行いやすい。新たなバイオマーカーとしての活用や、乳がんの治療抵抗性の解明に有用であると考えられる。
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