研究課題/領域番号 |
19K09086
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
古賀 義法 久留米大学, 医学部, 助教 (70569433)
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研究分担者 |
松井 孝憲 久留米大学, 医学部, 准教授 (10425233)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | RAGE / 核酸医薬 / RAGEアプタマー / 敗血症 |
研究成果の概要 |
本研究は敗血症に対する新規治療を開発するため、RAGEのリガンド結合部位を阻害する核酸医薬:RAGE-aptamerをLPS投与敗血症マウスに投与し、RAGEを標的とした障害の進展を抑制できるかどうかを検討した。その結果、RAGE-aptamerはHMGB1-RAGEの相互作用を阻害することにより、敗血症マウスの炎症反応と多臓器障害を一部抑制し、生存率を向上させることが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
外科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
RAGEに結合する炎症性リガンドを、核酸医薬:RAGEアプタマーを用いてその結合を阻害することで、敗血症モデル動物の死亡率が抑えられることを明らかにした。敗血症により世界中で年間500万人以上が死亡していると推定されているが、有効性の高い治療法はまだ確立していない。今回の研究成果により、RAGEを標的とした重症感染症による敗血症に対して、RAGEアプタマーが新しい治療手段になる可能性を示唆することが出来た。
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