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2021 年度 研究成果報告書

乳癌における5FU作用機序の違いによる耐性機序の違いとその克服

研究課題

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研究課題/領域番号 19K09090
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関岐阜大学

研究代表者

森 龍太郎  岐阜大学, 医学部附属病院, 准教授 (00738635)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード乳癌 / 5FU / 耐性 / Thymidine phosphorylase
研究成果の概要

乳癌治療における5FU製剤は重要性が増してきていることから5FU耐性乳癌細胞株を使用して5FU耐性機序を5FU代謝に注目して検討した。5FUが活性体Fluoro-uridine monophosphate(FdUMP)へ変換される経路は細胞株によって異なり5FU耐性獲得に伴っても変化した。とくに注目すべき発見は、5FU耐性株において5FUにThymidine phosphorylase阻害薬であるTipiracilを併用すると5FU耐性が解除されることで、Tipiracilはすでに臨床で使用されている薬剤であることから5FUとTipiracilの併用療法は有望な治療と考えられた。

自由記述の分野

腫瘍外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

5FU製剤は乳癌をはじめ様々な癌の治療で使用されており5FUの獲得耐性が問題となっている。今回の研究では5FU耐性はTipiracilを併用することにより克服できることが明らかになり、またTipiracilはすでに臨床で使用されている薬剤であり安全性が確認されていることから、5FUとTipiracilの併用療法が癌治療の発展に貢献すると考える。

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公開日: 2023-01-30  

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