研究課題/領域番号 |
19K09094
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
高須 千絵 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 講師 (70582823)
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研究分担者 |
齋藤 裕 徳島大学, 病院, 講師 (50548675)
森根 裕二 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 准教授 (60398021)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | heparocyte like cell / ADSC |
研究成果の概要 |
今回HLC分化誘導におけるnuclear factor erythroid-2 related factor 2 (Nrf2)の働きにつき研究を行った。Nrf2の核内移行(活性化)はStep2である肝細胞分化段階より認められ、Activin A使用群よりNrf2活性化作用を持つGSK3阻害剤使用群で多く認められた。GSK3阻害剤によるNrf2の核内移行はHLC機能の向上に寄与していると考えられ、Nrf2は機能的HLC作成のtargetとなると考えられた。
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自由記述の分野 |
再生医療、医歯薬学、外科系臨床医学、消化器外科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回GSK3阻害剤によるNrf2の核内移行はHLC機能の向上に寄与していると考えられた。MSCからHLCへの分化誘導の過程において、Nrf2活性化によりHLCへの分化効率が上昇すれば、低侵襲かつ迅速に移植が可能となり、画期的な治療につながり得ると考えられる。肝移植における慢性的ドナー不足を考慮すると、機能的肝細胞を倫理上の問題なく安全に確保できる手法の開発の恩恵は計り知れないと考えられる。
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