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2021 年度 研究成果報告書

脂肪幹細胞を用いた術後肝障害に対する新規予防治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K09118
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

尾上 俊介  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (20807515)

研究分担者 梛野 正人  名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (20237564)
江畑 智希  名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (60362258)
横山 幸浩  名古屋大学, 医学系研究科, 特任教授 (80378091)
國料 俊男  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院准教授 (60378023)
山口 淳平  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (00566987)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード術後肝障害 / 脂肪幹細胞 / 周術期対策
研究成果の概要

マウス30%肝切除モデルおよび部分肝切除モデルでの脂肪幹細胞シート貼付後、貼付周囲に癒着を認めたが、腹水貯留や感染を疑わせる所見はなかった。またヒト脂肪幹細胞シート内に時間経過に伴う血管新生の増生を認めた。蛍光標識したヒト脂肪幹細胞シートの貼付により、マウス肝臓側へのヒト脂肪幹細胞の集積を認め、同時にヒト脂肪幹細胞シート内に多数のマウス由来細胞の混在を認めた。これらの結果より、ヒト脂肪幹細胞シート貼付による肝再生においては、ヒト脂肪幹細胞とマウス細胞の双方向的な細胞遊走の関与が示唆された。

自由記述の分野

消化器外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

肝切除モデルにおいて脂肪幹細胞シート貼付により腹水貯留や感染などがおきないこと、血管新生が増生することを明らかにした。またヒト脂肪幹細胞シート貼付による肝再生においては、ヒト脂肪幹細胞とマウス細胞の双方向的な細胞遊走の関与を明らかにした。これらはヒト脂肪幹細胞シートを臨床応用するための重要な知見であり学術的意義が大きい。本研究により新規治療法開発の可能性が示唆され、ヒト脂肪幹細胞シートによる治療法が可能になれば、治療成績の向上が期待され社会的意義は大きい。

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公開日: 2023-01-30  

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