研究課題/領域番号 |
19K09169
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
奥川 喜永 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (30555545)
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研究分担者 |
問山 裕二 三重大学, 医学系研究科, 教授 (00422824)
大北 喜基 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (20378342)
楠 正人 三重大学, 医学系研究科, 寄附講座大学教員 (50192026)
荒木 俊光 三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (70343217)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 大腸癌 / 潰瘍性大腸炎 / RNA修飾 |
研究実績の概要 |
RNA editingの癌化における機序が近年、解明されつつあり、RNA editingは翻訳蛋白の機能変化のみならず、非翻訳RNA領域においても、その発現変容に深く関わることが明らかとなってきている。孤発性大腸癌ならびに潰瘍性大腸炎発癌過程において、Epigenetic変化はGenetic変化より早期の段階で変化を認めることが指摘されており、早期診断または癌化リスク診断に優れている可能性が考慮される。今回、大腸癌ならびにUC関連大腸癌における様々な摘出標本や臨床検体を用いることで、血液や糞便を用いた非侵襲マーカーや、大腸粘膜を用いたField cancerization/Epigenetic driftの概念を用いたハイリスク診断マーカーの確 立、さらにはRNA editingそのものの癌進展における機序解明を行うことによるあらたな治療法の開発をめざすMulti-endpoint approach を行う。これは学術的にも意義深く、あらたな治療戦略につながる可能性があり、早期患者から転移性大腸癌患者まで幅広い患者層への臨床的償却に直結した研究を遂行することを目標とする.本年度は、昨年度のRNA抽出やDNA抽出を行い網羅的解析を施行した結果を用いて、大腸癌組織や大腸腺腫、健常大腸粘膜から採取した検体や、潰瘍性大腸炎関連大腸癌組織や潰瘍性大腸炎粘膜から採取した検体を多数検体もちいて測定解析を施行中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍もあり、抽出キットなどの一部物品の搬入に滞りが出たため、臨床検体からのDNAやRNA抽出にやや時間を要し、進捗に遅れが生じている
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今後の研究の推進方策 |
大腸癌組織や大腸腺腫、健常大腸粘膜や、潰瘍性大腸炎関連大腸癌組織や潰瘍性大腸炎粘膜検体を用いた多数の臨床検体を用いたRNA修飾の臨床的意義を解明し、意義がある場合にはin vitroやin vivoの実験系を追加することにより、その生物学的意義を証明する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究計画にやや遅れが出たため。今後は、大腸癌組織や大腸腺腫、健常大腸粘膜や、潰瘍性大腸炎関連大腸癌組織や潰瘍性大腸炎粘膜検体の多数臨床検体を用いたRNA修飾の臨床的意義の結果を踏まえ、検討する予定である
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