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2021 年度 研究成果報告書

高度脂肪肝再生過程で生じる広汎細胞死の発症メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K09192
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

稲葉 有香  金沢大学, 新学術創成研究機構, 准教授 (20571970)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード非アルコール性脂肪性肝疾患 / 細胞ストレス / 肝再生 / 肝細胞死 / FRET
研究成果の概要

肝臓は強靭な再生力を持つ臓器であるが、脂肪肝ではその再生力が障害される。特に高度脂肪肝における肝再生障害は、肝切除術後合併症の誘因となっている。我々は、高度脂肪肝での切除後再生過程では孤発性の細胞死と広汎な細胞死(壊死)が発症すること、この広汎細胞死が肝再生障害の誘因として重要であることを明らかにしている。本研究課題では、高度脂肪肝再生過程における広汎細胞死の発症メカニズムの解明を行い、ストレス誘導性転写因子ATF3が重要な役割を担うことを明らかにした。

自由記述の分野

肝臓学、代謝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の核心は、「高度脂肪肝において、肝切除術後合併症の誘因となる再生障害が、どのようなメカニズムにより発症するのか?」という学術的問いである。肝切除後合併症の発症に関与する広汎細胞死の誘導メカニズムは、現在までに明らかにされていない。本研究成果は、広汎細胞死の制御メカニズムを明らかにしたものであり、高度脂肪肝における術後合併症の病態・病因の理解とともに、新規な治療法の開発に繋がる。

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公開日: 2023-01-30  

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