研究課題/領域番号 |
19K09215
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
荒木 俊光 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (70343217)
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研究分担者 |
問山 裕二 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (00422824)
大北 喜基 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (20378342)
内田 恵一 三重大学, 医学部附属病院, 准教授 (30293781)
井上 幹大 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (30422835)
楠 正人 三重大学, 医学系研究科, 寄附講座大学教員 (50192026)
近藤 哲 三重大学, 医学部附属病院, 医員 (60763737)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | クローン病 / 癌 / マーカー / microRNA |
研究実績の概要 |
クローン病の内科的治療は、近年飛躍的に進歩を遂げ減少傾向にある。さらに、術後に抗TNF-α抗体による維持療法が実施されるようになり、 再燃率も有意に低下し、長期的な寛解の維持が可能になりつつある。一方で、このような長期経過例の中には近年、癌化するものが増加してき ており、これらの症例の予後は極めて不良である。しかしながら、クローン病の癌化を予測、あるいは早期発見する最適なプログラムは定めら れていないのが現状である。本研究は癌化の分子生物学的変化に着目し、その中でも特に、体内で安定した状態で存在するmicroRNA(miRNA;miR)を用い、クローン病の癌化予測・早期発見マーカーの確立を目指したものである. 本年度は研究計画に従い、クローン病症例より採取した手術検体をもちいてRNAやDNAの抽出を行い、一部の検体を用いて試験的なmiRNA解析を開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
臨床検体からのDNAやRNAの抽出工程にやや遅れが生じたため。
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今後の研究の推進方策 |
今後は多数検体を用いて、本年度の探索研究の結果から同定した候補miRNAに絞り込み、その解析と臨床的意義の解明を進めていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
RNAやDNAなどの検体からの抽出処理作業にやや時間を要したため。今後は多数検体を用いて、本年度の探索研究の結果から同定した候補miRNAに絞り込み、その解析と臨床的意義の解明を進めていく予定である。
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