研究課題
1. これまでの肝内胆管癌切除症例の組織サンプルより、腫瘍局所における腫瘍関連免疫反応を評価し、全身免疫栄養指標との関連性を検討することで、末梢血液における免疫指標の意義を検討している。腫瘍内外における腫瘍浸潤T細胞(TIL: Tumor Infiltrating Lymphocyte)を免疫組織染色にて把握し、CD8/Foxp3を用いた機能評価・スコア化を行い、主予後規定因子であるリンパ節転移状況と切除予後との層別化を試みた。2. 腫瘍・宿主免疫応答評価として、各種免疫栄養指標の評価(CONUT score, prognostic nutritional index (PNI), Glasgow Prognostic Score)を算出し、再 発予後・生存予後との比較を行った。3. これまでの解析より、術前の免疫栄養指標は鋭敏に肝内胆管癌の切除予後を反映することを明らかにした(World journal of surgery 2021, BMC cancer 2021)。更にTILについてCD8/Foxp3からなる腫瘍On-siteでの免疫栄養疲弊の評価が切除予後規定因子とな ることを認めており、今後免疫栄養指標との関連性について解析し論文投稿予定である。4. これまでに集積してきた肝内胆管癌患者の術前・術後血液サンプルに対して、既に確立されている血中メチル化DNA/miRNA測定を継続しており、これまでの実験結果・研究成果と合わせ評価することでLiquid biopsyとしての精度の検証を継続していく予定である。
すべて 2022 2021
すべて 雑誌論文 (17件) (うち国際共著 3件、 査読あり 17件、 オープンアクセス 10件) 学会発表 (16件) (うち国際学会 1件、 招待講演 3件)
J Hepatobiliary Pancreat Sci.
巻: 29 (2) ページ: 217-229
10.1002/jhbp.1038
Langenbecks Arch Surg.
巻: 407 (2) ページ: 685-697
10.1007/s00423-021-02373-9
J Gastrointest Surg.
巻: - ページ: -
10.1007/s11605-021-05197-6
Anticancer Res.
巻: 42 (2) ページ: 653-660
10.21873/anticanres.15523
巻: 407 (2) ページ: 871-877
10.1007/s00423-022-02437-4
In Vivo.
巻: 36 (2) ページ: 973-978
10.21873/invivo.12789
巻: 42 (5) ページ: 2797-2801
10.21873/anticanres.15760
10.1007/s11605-022-05286-0
Asian J Surg.
巻: 45 (1) ページ: 596-597
10.1016/j.asjsur.2021.10.005
BMC Cancer.
巻: 21 (1) ページ: 708
10.1186/s12885-021-08424-0
Cancer Biol Ther.
巻: 22 (10-12) ページ: 564-570
10.1080/15384047.2021.1980312
Future Sci OA.
巻: 7 (10) ページ: -
10.2144/fsoa-2021-0059
Ann Surg Oncol. 2021
巻: 28 (13) ページ: 8211-8220
10.1245/s10434-021-10235-3
Clin Epigenetics.
巻: 13 (1) ページ: -
10.1186/s13148-021-01104-7
巻: 25 (11) ページ: 3015-3018
10.1007/s11605-021-05112-z
Acta Med Okayama.
巻: 75 (2) ページ: 199-204
10.18926/AMO/61901
Surg Today.
巻: 51 (12) ページ: 1978-1984
10.1007/s00595-021-02309-2