研究課題/領域番号 |
19K09220
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
江口 英利 九州大学, 大学病院, 特別教員 (90527756)
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研究分担者 |
鈴木 穣 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (40323646)
三森 功士 九州大学, 大学病院, 教授 (50322748)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 腫瘍免疫応答 / 症例間多様性 / Cytokine / NK活性 / CYT |
研究成果の概要 |
肝内胆管がん(ICC)は治療抵抗性で予後不良な疾患である。ICCのゲノム変異は症例間多様性が大きいことも難治の原因であり、標的抗原を特定することなく高い抗腫瘍効果をもたらすICIを中心とした免疫療法への期待が大きい。まずはICCに関する腫瘍免疫応答機構に関する理解を深める。ICC10例の予後と腫瘍免疫応答関連遺伝子との関係性を解析したところサイトカイン関連遺伝子pathwayなどが予後増悪因子として同定された。さらにCytolytic activityに関連する遺伝子群が無再発群で有意に過剰発現を認めた。
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自由記述の分野 |
消化器外科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高い悪性度にも関わらず有効な治療法の乏しい肝内胆管がんは喫緊の社会問題の一つである。新たな治療法が期待される社会においてゲノム医療による個別ゲノム変異に対する適合化合物の同定が期待される。しかしTCGAなどpublic databaseでは特に創薬に繋がる変異は乏しいことも明らかである。したがってICIを基軸とする免疫療法は高い期待が寄せられている。本研究では腫瘍免疫賦活化に関連する遺伝子群が無再発群で有意に過剰発現を認めたことから免疫療法の適応する意義が再確認された。
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