研究課題/領域番号 |
19K09238
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
嶋田 正吾 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (70812452)
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研究分担者 |
小野 稔 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (40270871)
平田 康隆 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (70562601)
小前 兵衛 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50788883)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 心内膜線維弾性症 / ラット異所性心移植 / 異種心移植 |
研究成果の概要 |
心内膜の線維化動物モデル作成のために、以下の動物実験の手術手技を新規に確立した。 ①ラット異所性心移植大動脈弁閉鎖不全モデル:ドナーラットの心臓を摘出したのち、大動脈弁閉鎖不全を導入し、レシピエントラットの腹部に移植するモデル。移植されたドナー心は大動脈弁閉鎖不全のため拡張し、心内膜に線維化を生じる。②ラット・ウサギ異種異所性心移植モデル:幼弱ウサギをドナーとし、摘出した心臓を免疫不全ラットレシピエントの腹部に移植するモデル。
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自由記述の分野 |
心臓外科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、免疫不全ラットを用いても異種移植モデルでの急性拒絶反応を回避することができないことが判明し、当初の目的である動物モデル作成には至らなかった。 一方で、上記モデル作成への過程で再現性のあるラット異所性心移植大動脈弁閉鎖不全モデルを確立することができた。今後、心内膜の線維化メカニズムの解明やその治療法開発に役立つ成果と言える。
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