研究分担者 |
冨田 秀太 岡山大学, 大学病院, 准教授 (10372111)
豊岡 伸一 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (30397880)
山本 寛斉 岡山大学, 大学病院, 助教 (40467733)
阪口 政清 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (70379840)
光冨 徹哉 近畿大学, 医学部, 教授 (70209807)
須田 健一 近畿大学, 医学部, 講師 (30631593)
諏澤 憲 岡山大学, 大学病院, 助教 (90839713)
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
これまで、HER2標的薬として、afatinib, neratinib, poziotinibなどについて、肺癌・胃癌・乳癌細胞株を用いた検討を行った(Koga et al., Lung Cancer2018, Yoshioka et al., Cancer Sci 2019, Ogoshi et al., Oncology Let 2019, Takeda et al., Cancer Sci 2019)。さらには、これらの標的薬を感受性のある細胞株に長期暴露することで薬剤耐性株を樹立し、耐性化の機序を検討し、Yes1(neratinib耐性HER2異常肺癌・乳癌細胞株)、MET・AXL(afatinib耐性HER2異常胃癌細胞株)を耐性化関連分子として同定し、報告している(Yoshioka et al., Cancer Sci 2019,Takeda et al., Cancer Sci 2019)。近年、HER2標的薬を用いた臨床試験(LUX-Lung 8試験)の結果も出ており、本研究でターゲットとしてこなかった新規HER2異常スペクトルに対するHER2標的薬の可能性も指摘されているため、新たな耐性克服の研究に先んじて、これらに対するHER2標的薬の効果の検討を行っている。
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