研究課題
本研究では、我々が樹立した肺腺癌高転移株PC14HMを用いて、親株との比較解析により、Vimentin遺伝子 (以下、VIM)を介した血行性転移の機序を解明することを目的としている。これまでに、VIMのノックダウン、強制発現させた細胞株を樹立しており、それらによる細胞レベル、マウスレベルでの検証実験を行った。また、次世代シーケンスを用いたCAGE法により網羅的に変動遺伝子の解析を行っており、これらの結果を詳細に解析する。最終的にはVIMの転写活性の原因となる遺伝子群を同定するとともに、CAGE解析により得られた知見に基づいて分子生物学的手法を用いて検証実験を行った。
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Cancer Discov.
巻: 12 ページ: 792-811
J Biol Chem.
巻: 297 ページ: 101292