呼吸困難感に対するオピオイド治療の一般化を目的に、日中測定の息こらえ閾値が、オピオイド誘発性夜間呼吸異常を予測可能であるという仮説を設定した。 本研究に並行し、1)ベッド上の活動を評価する指標 Activity Index (ACI)が、 PSの変化を客観的に評価可能であること、 2)がん患者でのオピオイド・ベンゾジアゼピン系薬剤投与による、呼吸数減少は生理学的範囲内であり、症状緩和に有用であると判明した. 息こらえ閾値測定を用いた研究は、当研究期間中に、COVID-19流行による病棟閉鎖などが繰り返され、症例確保が困難となり予定された患者数に未到達である。
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