デクスメデトミジンを高齢ラットと若年ラットに投与して、脳内β amyloid proteinの定量と炎症性メディエータの発現変化、さらにImmunohistochemistry法を用いたβ amyloid proteinの脳内発現部位の変化・変動を検討した。脳内β amyloid proteinの定量においてはCA1領域においてデクスメデトミジン投与は高齢ラットにおいて軽度の発現量低下を誘発したが、若年ラットにおいては変化が見られたなった。炎症性メディエータの発現変化においてはデクスメデトミジンは高齢ラットと若年ラットのいづれにも影響を与えず変化がなかった。Immunohistochemistry法を用いたβ amyloid proteinの脳内発現部位の変化・変動を検討したがこれも現時点では高齢ラットにおいてデクスメデトミジンの投与効果を確認できなかった。
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