研究課題/領域番号 |
19K09353
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
堤 保夫 広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (90523499)
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研究分担者 |
森尾 篤 広島大学, 病院(医), 助教 (60868389)
三好 寛二 広島大学, 医系科学研究科(医), 助教 (50645364)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 心筋保護作用 / 吸入麻酔薬 / 細胞膜マイクロドメイン / ミトコンドリア |
研究成果の概要 |
吸入麻酔薬であるイソフルランには心筋保護効果があることが知られているが、そのメカニズムの全容は明らかではない。そこで本研究は、in vivo および in vitro マウスモデルを用いて、虚血再灌流障害に対する吸入麻酔薬の心筋保護作用が、細胞膜マイクロドメインを介することを明らかにするとともに、ミトコンドリアダイナミクスも同様にその心筋保護作用に重要な役割を演じていることを明らかにした。
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自由記述の分野 |
麻酔科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本では、ガンが死亡原因の1位であるが、脳卒中・心筋梗塞・心不全・腎不全など心血管障害に基づく死亡はガン以上になると推測される。すでに欧米各国では心血管死亡が非常に多く、また、我が国では超高齢化社会を迎えて加齢による心血管障害が急速に増加しており、その対策は患者自身のQOLや生命予後のみならず、医療経済面からも極めて重要な課題である。申請者は細胞膜マイクロドメインであるカベオラ、カベオリンの影響に注目し、循環器障害について新たな面からアプローチし、そのメカニズムを明らかにしている。
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