研究課題
基盤研究(C)
鎮静・鎮痛度、筋弛緩度や血糖値等を制御目標とする麻酔・周術期の薬剤投与自動制御システム開発のための臨床的検討を行った。新規鎮静薬レミマゾラム投与量と鎮静度指標との関係、非脱分極性筋弛緩薬ロクロニウム投与量と筋弛緩度指標との関係、集中治療室入室大手術後患者におけるインスリンおよびグルコース投与量と血糖値との関係等を記述する数学的モデルの構築を試み、これらの自動制御システムへの応用可能性を示した。
麻酔科学
本研究は麻酔・周術期管理方法の質向上、在院期間短縮や予後改善、周術期管理に関係する医療スタッフの業務負担軽減に貢献することが期待される。また、薬剤投与自動制御システムの開発は学術的意義のみならず新産業発展の端緒となる可能性がある。