抗血小板薬を継続あるいは中止された患者(n=42)の血小板機能およびDOACの継続あるいは中止された65歳以上の高齢者(n=17)の質的凝固機能を当日の手術前と術直後の計算2回実施して調べた。TEG6s(ヘモネティクスジャパン、東京)を使用し、抗血小板薬にはプレートレットマッピング法にて、DOACにはグローバルヘモスターシス法にてそれぞれ約300μLの全血で測定した。結果、手術前に血小板機能異常を示した患者が計13症例、術後の血小板機能異常を示した患者が計22症例認めた。一方、手術前に凝固機能異常を示した患者が計8症例、術後の凝固機能異常を示した患者が計8症例認めた。
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