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2022 年度 研究成果報告書

抗血小板薬・DOAC使用及び中止時の抗血栓性を捉えるモニタリング化

研究課題

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研究課題/領域番号 19K09356
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55050:麻酔科学関連
研究機関札幌医科大学

研究代表者

枝長 充隆  札幌医科大学, 医学部, 准教授 (70616169)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード血小板機能 / 質的血液凝固機能 / 抗血小板薬 / DOAC / 中止期間 / 手術前モニタリング
研究成果の概要

抗血小板薬を継続あるいは中止された患者(n=42)の血小板機能およびDOACの継続あるいは中止された65歳以上の高齢者(n=17)の質的凝固機能を当日の手術前と術直後の計算2回実施して調べた。TEG6s(ヘモネティクスジャパン、東京)を使用し、抗血小板薬にはプレートレットマッピング法にて、DOACにはグローバルヘモスターシス法にてそれぞれ約300μLの全血で測定した。結果、手術前に血小板機能異常を示した患者が計13症例、術後の血小板機能異常を示した患者が計22症例認めた。一方、手術前に凝固機能異常を示した患者が計8症例、術後の凝固機能異常を示した患者が計8症例認めた。

自由記述の分野

血液凝固

研究成果の学術的意義や社会的意義

抗血小板薬に関して、近年の数々のガイドラインからDAPTの使用が普及していることを考えると、血栓のリスクは軽減されるものの、出血リスクが高くなることが大いに予想される。本研究結果から、一般採血では薬物の残存効果は測定できないため、一律に同じ日程の中止期間を設定するのではなく、手術前の血小板機能モニタリングが必要であると考えられた。DOACに関しては、抗血小板薬とは異なり、本装置にて残存効果を直接的にモニタリングはできない。しかしながら、研究結果を踏まえて質的な血液凝固機能を測定する意義は大きいと考えられた。

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公開日: 2024-01-30  

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