研究課題/領域番号 |
19K09359
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 医療法人徳洲会野崎徳洲会病院(附属研究所) (2020-2022) 国際医療福祉大学 (2019) |
研究代表者 |
澁田 達史 医療法人徳洲会野崎徳洲会病院(附属研究所), 研究所, 独立研究員 (20324767)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 神経細胞 / 麻酔薬 / 発達脳 / プレコンディショニング / 神経伝達物質 / カルシウムイメージング |
研究成果の概要 |
神経発達期の神経細胞において臨床濃度のプロポフォール(PPF)は、細胞内カルシウム濃度を上昇させ細胞死を引き起こす。プレコンディショニング(PC)は致死的な重度のストレスを与える前に軽度のストレスを与えることにより細胞や組織に耐性を与えることである。今回、神経発達期のニューロンにおいて臨床使用濃度PPFを与える前に、その低濃度PPFを暴露しPCによる保護作用の有無を調べた。その結果PPF-PCは後の臨床使用濃度PPFによる細胞内カルシウム濃度の上昇や細胞死には影響を与えなかった。今回の我々の研究においては発達期におけるPPFによる神経毒性に関してはPCによる緩和作用は認められなかった。
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自由記述の分野 |
麻酔科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
麻酔薬は現代医学において不可欠な存在である。近年、麻酔薬が発達期小児において神経毒性を示すとされる基礎研究結果が次々と発表されるに及び、麻酔薬の使用に重大な懸念がしめされることとなった。そこでわれわれは麻酔薬の安全性の確認ならびに毒性への対策を行うことが急務であると考え,麻酔薬の神経毒性並びに対処方法に関する研究を行った。プレコンディショニング(PC)は致死的な重度のストレスを与える前に軽度のストレスを与えることにより耐性を与えることである。そこで今回は、臨床使用濃度において細胞内カルシウム濃度を上昇させ,細胞死を引き起こしたプロポフォールに対しPCによる神経毒性軽減効果を研究することとした。
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