研究成果の概要 |
2012~2017年で大阪府下院外心停止患者12,594人を固定した。病院到着前の初期心電図波形が電気ショック可能な心室細動を持つ成人内因性患者1,169症例を対象に、機械学習による教師なし潜在性クラスタ分析を行った。開発データを用いて、共通の特徴を持つ3つの集団(サブフェノタイプ)が同定され、主に病院到着時の動脈血液ガス値であるPO2とPCO2、病院到着時の心電図波形、推定糸球体濾過量(eGFR)の分布によって特徴づけられた。院外心停止発生後30日生存率は、グループ1で15.7%、グループ2で30.7%、グループ3で85.9%であり、検証データにおいても同様の結果が観察された。
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