研究課題/領域番号 |
19K09402
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
川井 廉之 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (90445073)
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研究分担者 |
中山 章文 岐阜医療科学大学, 保健科学部, 教授 (70536721)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 敗血症 / 16SrRNA / 迅速診断 |
研究成果の概要 |
敗血症の主な原因菌である23菌種をターゲットとし、同時にヒトDNAとの非特異的反応を排除したオリジナルプライマーをデザインした。当初、グラム陽性菌の検出に課題があったが、デザインの見直しを繰り返し、In silico analysisによって各菌種の増幅が可能であることを確認した。また、ヒトDNAとの非特異的増幅反応が抑制できることを確認した。 本プライマーを用いて、敗血症血液サンプルから血液培養検査で陽性となったサンプルの解析を進めている。臨床上問題となるグラム陰性、陽性菌のいずれも増幅し検出が可能であることが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
救急集中治療
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、敗血症の血液検体から原因菌を選択的に増幅するために、広い範囲の細菌を増幅が可能かつ、サンプル中に大量に含まれるヒトDNAとの非特異的増幅の排除するプライマーデザインとPCR条件の確立を行った。これらの成果によって敗血症血液検体から、これまで検査時間短縮のボトルネックとなる血液培養による増菌の過程を経ずに、直接細菌DNAを増幅可能となった。
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