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2021 年度 実施状況報告書

新しい骨軟部組織損傷モデルの妥当性の評価及び、外傷後臓器障害発生機序の検討

研究課題

研究課題/領域番号 19K09405
研究機関日本医科大学

研究代表者

塚本 剛志  日本医科大学, 大学院医学研究科, 研究生 (20626270)

研究分担者 増野 智彦  日本医科大学, 医学部, 講師 (00318528)
吉野 由希子  日本医科大学, 大学院医学研究科, 研究生 (80813097)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード骨軟部組織損傷 / 出血性ショック / 外傷後臓器障害
研究実績の概要

マウスの骨軟部組織をミンチしたもの(以下TBX)を同種マウスに移植する骨軟部組織損傷モデルに出血性ショックを加える、two-hitモデルを作成し、作成24時 間後のマウスの血漿中の炎症性メディエータを測定し、外傷後に発生する臓器損傷メカニズムを解明しようとしている。TBX移植と出血性ショックの相乗効果で 臓器障害、すなわち炎症反応を惹起することを仮説としているため、個々の侵襲は小または中程度(軽症または中等症)でなければならない。TBX移植に関して は動物の体重の15%前後量のTBX移植がマイルドな侵襲であることが、以前の実験で分かっている。出血性ショックに関して、以前はラットを使用していたが、 本研究はマウスを使用している。マウスの大腿動脈にカニュレーションを行い脱血し出血性ショックを起こしているが、カニュレーション挿入に難渋し、さらに 脱血中または蘇生中に動物が死亡してしまい、十分な検体数を確保することができていない状況であった。様々な改良や修正を重ねた結果、ようやく有用であろうマウス出血性ショックモデルが確立し、現在検体収集を行っている。同時に骨軟部組織損傷単独での、生体内変化を検討する実験も行い、検体収集を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

有用なマウス出血性ショックモデルを完成させたのが今年度始めであったため、現在、モデルの作成、検体収集に励んでいる。

今後の研究の推進方策

マウス出血性ショックモデルの作成、量産を行い、検体収集、そして得られた検体の分析を行う。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍の影響で、当初予定していた実験が遂行できず、また出血性ショックモデル作成に難渋し時間を要したことにより、予定していた物品や動物購入額まで至らなかった。

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公開日: 2022-12-28  

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