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2019 年度 実施状況報告書

マムシ咬傷治療法確立のための多施設前向き観察研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K09435
研究機関山口大学

研究代表者

金田 浩太郎  山口大学, 医学部附属病院, 講師 (70379999)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードマムシ咬傷 / マムシ抗毒素血清 / セファランチン / プロトコル
研究実績の概要

多施設共同研究への参加施設の募集及び予備調査のため、マムシ咬傷に対する診療環境、診療状況についてのアンケート調査を山口県内の救急標榜病院に対して行なった。64施設中48施設から回答が得られ、回答施設のうちマムシ抗毒素血清を常備している施設は約4割、セファランチンを常備している施設も約4割、マムシ治療プロトコルを定めている施設は約3割であった。2018年に回答施設で診療を行なったマムシ咬傷患者は受診者59名、入院48名、2017年が受診者61名、入院56名、2016年が受診者70名、入院70名であった。また7施設からは多施設共同研究に参加の意思表明が得られた。その一方でUMINのINDICE cloud上で患者情報登録フォームを作成した。作成の経過で調査項目修正の必要性が生じたため、研究計画書を修正し、IRBの承認を得た。IRB承認後に多施設共同研究への参加施設募集を全国に広げて行なっており、現在IRB承認済み施設が8施設、IRB手続き中施設が13施設となっている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

マムシ咬傷は夏に多く、当初の予定では初年度の夏までにデータ登録システムを稼働させる予定であった。患者情報登録フォーム作成の経過で調査項目修正の必要性が生じたが、INDICE cloudでは患者登録開始後はフォームの修正が不可能であることが判明し、検討と検証を重ねて患者情報登録フォームを作成した。そのためデータ登録システム稼働に時間を要し、初年度の患者登録が得られなかった。

今後の研究の推進方策

予備調査の結果から参加施設が20施設程度は必要と考えていたが、初年度の患者登録が得られなかったため、ゆとりを持たせて30施設を目標とした。現在の参加施設は22施設となっているが、さらに全国に募り参加施設を増やす予定である。また、研究期間を1年延長し行なう予定としている。

次年度使用額が生じた理由

UMIN医学研究支援システムのクラウド版を使用することに変更したためUMIN医学研究支援システム使用料が不要となったこと、SPSS Statistics メディカルモデル プロフェッショナルの購入を先送りしたこと、新型コロナウイルス感染症の影響により出張が延期になったことなどによる。次年度にSPSS Statistics メディカルモデル プロフェッショナルを購入、また延期された出張を行なう予定である。

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公開日: 2021-01-27  

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