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2021 年度 研究成果報告書

脂溶性薬物中毒に対するlipid therapy(解毒療法)の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 19K09446
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関摂南大学

研究代表者

辻 琢己  摂南大学, 薬学部, 准教授 (90454652)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード急性薬物中毒 / Lipid therapy / クロミプラミン
研究成果の概要

クロミプラミン(CMI)による急性中毒に対する治療方法(解毒方法)として,脂肪乳剤の静脈内投与(lipid therapy)の有用性に関する基礎的研究を行なった.その結果,lipid therapyによって,1)CMIを血液中に留め,肝臓中及び脳中への移行を抑制できること,CMIの過量投与によって生じる2)体温低下を抑制し,3)不整脈(QT延長等)の発症を抑制できる可能性を示した.これらの結果から,lipid therapyを実臨床に還元するための基盤となる基礎的研究成果を得た.

自由記述の分野

医療薬学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年,脂溶性薬物の過量服用に対する治療方法(解毒方法)として,脂肪乳剤の静脈内投与(lipid therapy)が注目されている.しかし,lipid therapyの最適な投与方法および安全性等は明らかにされておらず,我が国では臨床応用まで辿り着いていない.本研究では,脂溶性薬物として三環系抗うつ薬であるクロミプラミン(CMI)を用いて,lipid therapyの有用性について調べた.得られた結果は,lipid therapyをCMIだけでなく脂溶性薬物中毒全般の治療に還元するための基盤となる成果と考えられる.

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公開日: 2023-01-30  

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