研究課題
まず、膠芽腫細胞株におけるPDPN発現をWestern blot法、フローサイトメトリー法で評価した。また、新潟大学工学部鈴木孝昌教授と共同研究でin vitro実験用のレーザー装置を開発した。続いてPDPN陽性膠芽腫細胞株NGT41, NGT11, LN319、PDPN陰性細胞株U87MG, U251MG, T98G細胞株に対してin vitroでnear infrared photoimmunotherapy (NIR-PIT)を施行したところ、PDPN陽性細胞株はcell viabilityが著明に抑制されたが、PDPN陰性細胞株は殆ど影響を受けなかった。細胞死の種類としてapoptosis/necrosis assayを行った所、細胞死の主体はnecrosisであることが解った。NIR-PIT後のTime lapse映像では細胞死は照射後早期(分単位)で起きていることが解った。さらに、NGT41細胞株を用いてマウス皮下腫瘍移植モデルに対し、PDPN-IR700複合体をtail veinより静注し、in vivo用のレーザーで照射した所、皮下腫瘍の著明な縮小を認めた。
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