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2023 年度 研究成果報告書

経頭蓋直流電気刺激を用いた急性期脳梗塞治療の有効性と作用機序に関する検討

研究課題

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研究課題/領域番号 19K09506
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56010:脳神経外科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

中村 元  大阪大学, 大学院医学系研究科, 講師 (80533794)

研究分担者 尾崎 友彦  大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任助教(常勤) (00723123)
貴島 晴彦  大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (10332743)
川端 修平  大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (20764062)
井筒 伸之  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (20834170)
西田 武生  大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (30533806)
角野 喜則  大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (60770675)
高垣 匡寿  大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (70724433)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード急性期脳梗塞 / 経頭蓋直流電気刺激 / 皮質拡延性抑制
研究成果の概要

脳梗塞急性期に経頭蓋直流電気刺激(tDCS)が脳血流に与える影響を検討するために、マウス中大脳動脈閉塞モデルとレーザースペック脳表血流計を用いた実験系を作成し、tDCSの有無による血行動態の可視化を試みた。本研究では、tDCSのOn-Offによる血流変化や皮質拡延性抑制(CSD)の抑止効果を証明するには至らなかったが、正常脳および虚血巣周辺部においてtDCSのOn-Offに関わらず、刺激側の緩やかな血流増加を認めた。これらの結果から、tDCSは即時的ではなく緩徐な血流増加を誘発する可能性があることが示唆された。

自由記述の分野

脳血管障害

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、脳梗塞発症直後にtDCSを行い、その脳表血流を持続的に可視化する手法を確立した。残念ながらtDCSによる劇的な脳血流増加や脳梗塞縮小効果を証明するには至らなかったが、正常脳組織において刺激側の緩徐な血流増加傾向を認めたことは、大きな収穫であったと思われる。今後tDCSは、脳梗塞急性期のみならず超高齢者の慢性脳虚血状態に対する新たな介入方として期待が持てるかもしれない。

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公開日: 2025-01-30  

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