• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

単純ヘルペスチミジンキナーゼ遺伝子導入Muse細胞を用いた肺癌脳転移新規治療戦略

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K09523
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56010:脳神経外科学関連
研究機関浜松医科大学

研究代表者

鮫島 哲朗  浜松医科大学, 医学部, 准教授 (00295213)

研究分担者 小泉 慎一郎  浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (10456577)
難波 宏樹  浜松医科大学, 医学部, 特命研究教授 (60198405)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード自殺遺伝子療法 / 歯髄幹細胞 / HSV-TK / 肺癌脳転移
研究成果の概要

野生型のHSV-TKをSHEDに導入したところ、thymidineの代謝亢進に伴う細胞毒性が出現したため、thymidineを代謝しにくい変異を導入した。改変したHSV-TKを用いることでSHEDに対してHSV-TK遺伝子を安全に導入できることを証明した。SHED-TKはGCVに対して感受性を持っており、bystander効果による抗腫瘍効果も持っていることを証明した。治療モデルでは共移植モデル同様に腫瘍発光の増大が抑制され、マウスの生存期間が延長した。肺癌脳転移においてもTKを発現したSHEDによる自殺遺伝子治療は有効であることが示された。この内容を各種関連学会、論文として投稿した。

自由記述の分野

脳腫瘍

研究成果の学術的意義や社会的意義

肺癌脳転移に対しては手術や定位放射線治療が選択されるが、制御できないこともある。実 際、原発巣がコントロールされている転移性脳腫瘍患者の生存期間中央値は19.7ヶ月と報告されており、脳転移巣に特異性があり、全身性の副作用が限定的な新規治療法が望まれる疾患である。幹細胞を用いた自殺遺伝子療法はprodrugを使用して腫瘍特異的に抗腫瘍効果を示す点で安全性が高い。

URL: 

公開日: 2023-01-30   更新日: 2023-03-23  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi