骨粗鬆症薬である抗スクレロスチン抗体とBMPの相互効果と安全性を検討するためにラット脊椎固定モデル、ラット大腿骨骨折モデルを確立した。マテリアルを移植し6週間後にラットをsacrificeし移植した脊椎や大腿骨を摘出した。徒手骨癒合試験後に、X線撮影し、H.E染色による病理組織標本を作製した。また、マイクロCT検査を施行した。抗スクレロスチン抗体とBMPの相互効果は得られなかったが、骨粗鬆症薬である副甲状腺ホルモンの間欠投与でBMPによる骨癒合能が上昇することが判明した。この動物実験モデルでは副甲状腺ホルモンの間欠投与の投与回数によってより投与回数が多いほうが骨癒合に有利であることが判明した。
|