研究課題/領域番号 |
19K09570
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
吉井 俊貴 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (50583754)
|
研究分担者 |
大川 淳 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (30251507)
湯浅 将人 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 非常勤講師 (80808254)
平井 高志 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (40510350)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | 異所性骨化 |
研究成果の概要 |
本研究では異所性骨化疾患の病態解明を主目的とした。弾性線維性偽黄色腫症の原因遺伝子とされるABCC6変異マウスでは筋損傷後に異所性石灰化や骨化を生じることが確認された。また線溶系酵素であるプラスミノーゲンKOマウスでも同様に異所性石灰化が観察されたことから、異所性骨化疾患には機序の異なる多因子が関与していると考えられた。また軟骨細胞レポーターマウスにて異所性骨化を誘発したところ、骨化機序は内軟骨骨化であることが判明した。
|
自由記述の分野 |
整形外科
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
異所性石灰化・骨化疾患は骨化性筋炎やアジア人に多い脊柱靱帯骨化症(後縦靱帯骨化症、黄色靱帯骨化症、びまん性特発性骨増殖症など)、延いては動脈硬化などQOLや生命予後に大きく関与する疾患を含んでいる。本研究はその病態に関する新たな知見を見出したことにより、そのいずれかの段階でブロックすることができれば、異所性骨化性疾患の予防薬を創出しうると考える。
|