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2023 年度 研究成果報告書

デュピュイトラン拘縮に対する核酸治療の導入

研究課題

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研究課題/領域番号 19K09574
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関三重大学

研究代表者

辻井 雅也  三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (40444442)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードデュピュイトラン拘縮 / 筋線維芽細胞 / マイクロリボ核酸 / トロンビン
研究成果の概要

デュピュイトラン拘縮(Dupuytren’s disease: DD)の病態は現在も不明であるが、筋線維芽細胞は病態の中心的役割を担うと考えられている。本研究の目的はDDにおける線維化促進因子であるthrombinとTGF-βの役割と、これらを抑制するargatrobanとantagomir-21投与による筋線維芽細胞分化への影響を検討することである。DD拘縮索から単離した培養細胞を用いて実験し、thrombinとTGF-βの投与により筋線維芽細胞のマーカーであるαSMA発現は有意に増大したが、argatrobanとantagonist-21の投与により発現増大は有意に抑制された。

自由記述の分野

整形外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究において、デュピュイトラン拘縮(Dupuytren’s disease: DD)の拘縮索においてmiR-21の高発現が示された。miR-21は発現の増大により病態に関与する特殊なマイクロRNAであることが示されている。また線維化促進因子であるthrombinの抑制により筋線維芽細胞分化の抑制が示され、同様にantagomir-21の投与も筋線維芽細胞への分化を抑制した。これらの投与がDDにおける細胞レベルでの新規の治療となる可能性が示された。

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公開日: 2025-01-30  

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