研究課題/領域番号 |
19K09575
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
中村 英一 熊本大学, 病院, 医員 (70274719)
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研究分担者 |
岡元 信和 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 特定研究員 (70600162)
舛田 哲朗 熊本大学, 病院, 特任助教 (20794530)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 変形性膝関節症 / 早期変形性膝関節症 / 関節軟骨 / MRI定量評価 / 歩行解析 |
研究成果の概要 |
本研究では,コロナ禍のため患者リクルートに支障が生じ,限定的な結果しか得られなかった.国際早期変形性膝関節症(膝OA)診断基準に基づいた早期膝OA35膝を対象とし,対照群を健常膝12膝(以下,健常群)とした.①関節軟骨のMRI質的評価では,早期OA膝と健常群との差はみられなかった.このためcut-off値あるいは推定値を設定することはできなかった.②歩行解析では,早期膝OAでは,健常群に比べ,膝関節の屈曲可動域は減少していた.今回の結果より,早期OA膝では関節軟骨の変化は乏しく,これらの値による識別はできず,早期OA膝の診断基準の補完は困難であった.
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自由記述の分野 |
整形外科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
変形性膝関節症(膝OA)の発症予防や早期の診断・治療法の確立は,健康寿命を延ばすうえでも,医療費低減のためにも喫緊の課題である.そこで,本研究では,国際早期変形性膝関節症会議で提唱された早期膝OA診断基準をもとに,早期膝OAを抽出し,その軟骨の状態や膝運動の変化をより明確に評価することにより,現時点での早期膝OA診断基準をさらに検証し,また,補完することにより,膝OAの予防戦略を進展できる可能性が考えられる.
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