研究課題/領域番号 |
19K09578
|
研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
関口 美穂 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (00381400)
|
研究分担者 |
竹上 未紗 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (50456860)
大谷 晃司 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (50285029)
小野 玲 神戸大学, 保健学研究科, 准教授 (50346243)
紺野 愼一 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (70254018)
福原 俊一 京都大学, 医学研究科, 研究員 (30238505)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | ロコモティブシンドローム |
研究実績の概要 |
ロコモティブシンドローム(ロコモ)は、要介護になるリスクの高い状態であるが、運動器疾患とそれに伴う長期の運動器疾患に対する薬剤使用が要介護、死亡の発生に与える影響については明らかではない。本研究の目的は、一般住民を母集団する疫学調査において、1)運動器疾患と、生活習慣病、心理社会的因子と認知症との関係を明らかにすること、2)運動器疾患における要介護と死亡発生の関係と予測因子を解明すること、3)運動器疾患に対する長期服薬が要介護と死亡発生に与える影響を解析すること、4)運動器疾患とその機能・生活習慣などの測定項目を用いて、要介護状態発生のハイリスク者を特定するためのリスクチャートを作成することである。 新型コロナウィルス感染拡大防止措置の観点から、現地での検診実施が困難な状況であることから、現時点では成果が得られない。現地調査の可能な内容やシミュレーションを行い、実現可能性を協議した。また、ベースライン調査時と同様に、自治体の実施する検診に合わせての調査を予定していたが、人員の確保や対応の面から調整が進んでいない。そこで、縦断調査に必要な項目をベースラインデータの解析から抽出することや、追跡調査は、調査票を主体とする内容で実施する場合に、回答データからできる限りアウトカムを評価できるように協議を重ねている。R4年度に向け、紙ベースの調査を調整中である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
アンケート調査の送付や回収について、現地での医師の診察、補助員による測定の実施の可否について、調整ができず遅延している。
|
今後の研究の推進方策 |
新型コロナウィルス感染拡大防止措置の観点から、実現可能な方法として質問票の郵送などでの紙ベースの調査を調整し、合わせて回収率の課題を現地協力員等と協議しながら進める。
|
次年度使用額が生じた理由 |
予定していた調査の開始を見合わせていていることから、支出がなかった。
|