研究課題
基盤研究(C)
多発性外骨腫症(MHE)は、全身の骨で骨軟骨腫が発生する遺伝性骨系統疾患であり、プロテオグリカン合成に必須な糖転移酵素Ext1やExt2の機能欠失型変異が原因で発症する。本研究では、新しいin vitroの実験系の樹立を目的とし、Ext1機能欠失を模倣した培養軟骨細胞、およびExt1変異体の過剰発現系を確立した。本研究結果から、我々の樹立した実験系は、Ext1変異に起因するMHEの病態を模倣するものであり、分子メカニズムの解明や阻害剤の開発に応用できる可能性がある。
病態生理学
本研究で樹立した解析法は、多発性外骨腫の発生機序解明と阻害薬の開発に応用できる可能性がある。