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2022 年度 研究成果報告書

加齢に伴う筋再生能力低下の機序解明と抑制法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K09614
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関徳島大学 (2021-2022)
地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) (2019-2020)

研究代表者

上住 円 (池本円)  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 特任講師 (70435866)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード骨格筋 / 老化 / 再生
研究成果の概要

高齢者において転倒や骨折に伴う筋損傷からの回復の遅れは、要介護や寝たきりへの移行原因となり、解決すべき重要課題である。老化による筋再生能力低下の原因を解明するため、老齢及び若齢マウス再生筋の網羅的タンパク発現解析を行い、老化で発現低下する因子を同定した。この因子の欠損マウスでは筋再生遅延が認められた。この因子は壊死線維の除去に働くことが示唆され、欠損マウスは、骨格筋幹細胞の増殖低下や再生筋線維数の減少を示したことから、炎症や壊死線維の残存により再生遅延が生じていると考えられた。本研究は老化による筋再生能力低下機序の一端を解明するものであり、この成果は予防・治療法の開発へと発展が期待できる。

自由記述の分野

骨格筋生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在、我が国では平均寿命と健康寿命の間に約10年の乖離があり、健康寿命を延伸させることが喫緊の課題となっている。高齢者において転倒や骨折に伴う筋損傷からの回復の遅れは、要介護や寝たきりへの移行原因となり、健康寿命延伸のために解決すべき重要課題である。しかしながら、筋再生能力低下の原因は未だ不明な点が多く、改善方法も確立されていない。本研究は、老齢及び若齢再生筋組織を用いた網羅的タンパク発現比較解析から、これまで筋再生への関与が知られていなかった分子を同定し、老化による筋再生能力低下機序の一端を解明するものであり、この成果は予防・治療法の開発へと発展が期待できる。

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公開日: 2024-01-30  

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