• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

抗酸化物質を用いた肩腱板変性断裂に対する予防的治療の開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K09622
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

美舩 泰  神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (80608464)

研究分担者 乾 淳幸  神戸大学, 医学部附属病院, 特命助教 (70457092)
西本 華子  神戸大学, 医学部附属病院, 特命助教 (30707154)
国分 毅  神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (40403266)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード肩腱板断裂 / 抗酸化物質 / アポシニン / DHEA / NMN
研究成果の概要

我々はこれまでに、加齢性の運動器障害の1つである「非外傷性(変性)肩腱板断裂」が「酸化・糖化ストレス」と関連があることを報告してきた。今回は種々の抗酸化物質(アポシニン、ニコチンアミドモノヌクレオチド;NMN、デヒドロエピアンドロステロン;DHEA)を用いて、変性を主因とする肩腱板断裂に対する予防的治療法の開発を目的とした。まずラットアキレス腱細胞にAGEsを添加して糖化ストレスをかけ、それぞれの抗酸化薬を投与し、その抗糖化・抗酸化作用を確認した。また、動物実験においてもラットのアキレス腱変性または炎症モデルを作成し、そこにそれぞれの抗酸化薬を投与し、変性または炎症の抑制効果を確認した。

自由記述の分野

整形外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回の結果から、肩腱板の変性の原因である糖化および酸化ストレスに対する治療薬として、アポシニン、NMN,DHEAが可能性のある薬剤であることが示唆され、今後の治療薬開発に対する一助になることが期待される。これにより、加齢とともに罹患率が上昇する肩腱板断裂の発生を抑えられることが期待される。しかし、現段階では、薬剤の投与方法が全身投与であることや、薬剤の副作用(全身に対する影響、局所に対する影響)に関して、まだ議論が必要であり、今後さらなる研究を進めることが必要である。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi