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2021 年度 研究成果報告書

自己完結型フィブリンシートを用いた軟骨修復再生技術の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K09654
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関大阪市立大学

研究代表者

箕田 行秀  大阪市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (90453133)

研究分担者 橋本 祐介  大阪市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (10382178)
折田 久美  大阪市立大学, 大学院医学研究科, 博士研究員 (40748597)
佐伯 壮一  名城大学, 理工学部, 教授 (50335767)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードPlatelet-Rich Fibrin / 軟骨修復 / ウサギ
研究成果の概要

本研究の目的は軟骨欠損に対する多血小板血漿フィブリンシートとマイクロフラクチャーを組み合わせた一期的手術方法の有効性を検討することである。白色家兎の大腿骨滑車に軟骨欠損を作製し、軟骨欠損に対してマイクロフラクチャーのみ施行した群より、マイクロフラクチャー後に多血小板血漿フィブリンシートで被覆した群の方が肉眼的スコア、組織学的スコア共に術後12週、24週で有意に修復が良好であった。骨髄由来間葉系細胞とフィブリンシートの共培養で軟骨化をアルシアンブルー染色で評価したが、有意な差は得られなかった。培養条件を変更し再検討する必要があると考えられた。

自由記述の分野

運動器

研究成果の学術的意義や社会的意義

軟骨は血流に乏しいため損傷をきたすと治りにくい組織である。しかし損傷して軟骨本来の衝撃吸収機能を失うと、関節軟骨に負荷がかかることから変形性関節症に至り、将来の膝関節痛の原因となる。その治癒能の乏しさから治療成績に限界があるのが現状である。
今回は多血小板血漿フィブリンシートとマイクロフラクチャーを組み合わせた一期的手術方法によって、軟骨の良好な修復が得られることが確認できた。これは臨床に応用すれば、軟骨損傷の治療成績の向上に役立てられる可能性がある。

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公開日: 2023-01-30  

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