尿流測定は、診察室や検査室において一般の便器形状と異なるウロフロメータを用いて実施されるが、非日常的な雰囲気のために通常よりも悪い結果となることが多い。さらに、尿が付着した容器は感染症の温床となるため容器を廃棄または消毒しなければならない。一方、個室トイレに設置された一般の便器形状のウロフロメータも販売されているが、大規模な設置工事や高額であることが問題である。本研究で開発された熱式ウロフロメータは、特許登録済みの新測定法であり学術的意義は高い。さらに尿に非接触で測定でき、既設便器に容易に後付けできる特徴を有しており、従来の尿流計の問題を全て解決しており、社会的意義は極めて高い。
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