• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

腎前駆細胞の選択的抽出により機能的な構造を有する腎を再生するための基礎研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K09678
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

中根 明宏  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (70464568)

研究分担者 西尾 英紀  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (10621063)
林 祐太郎  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40238134)
安井 孝周  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40326153)
丸山 哲史  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (50305546)
水野 健太郎  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (70448710)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード再生医療 / 腎 / ES細胞
研究成果の概要

Pax2遺伝子導入ES細胞をアクチビンAとレチノイン酸添加の条件で分化させ、各種遺伝子発現をPCR法により評価しところBMP7、Ret、Pax8、aquaporin-1、Podocinの発現亢進を認めた。免疫染色においてもaquaporin-1の発現を確認できた。Pax2遺伝子を発現させたEBs をPax2とaquaporin-1で二重標識し、セルソーティングを行ったところ、両者の陽性細胞の増加を確認することができた。以上から、Pax2遺伝子を強制 発現させることで、一部の腎構成細胞あるいは前駆細胞の構成比率が増加し、ES細胞から腎細胞への分化が誘導されたと考られた。

自由記述の分野

泌尿器科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

末期腎不全から血液透析を行う患者数は増加し、年間約 1 兆円以上の医療費や根本的治療の腎移植のドナー不足が問題視されている。解決策として臨床応用され始めている再生医療の開発が望まれている。発生や構造が複雑な腎臓では再生医療の研究が他の臓器に比べ遅れていたが、近年では腎構成細胞の再生が報告され始めている。そこで腎構成細胞の幹細胞をセルソーティングの技術を用い再生することはこの分野の研究の一つの方向性となると考えられた。目的となる幹細胞の選定にはさらなる研究を継続が必要であると考えられた。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi