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2021 年度 研究成果報告書

分子サブタイプとメタボロミクスに基づく尿路上皮癌の診断・治療標的分子の探索

研究課題

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研究課題/領域番号 19K09724
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関山形大学

研究代表者

土谷 順彦  山形大学, 医学部, 教授 (70282176)

研究分担者 内藤 整  山形大学, 医学部, 講師 (00431643)
櫻井 俊彦  山形大学, 医学部, 助教 (60534154)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード尿路上皮癌 / メタボロミクス / 分子サブタイプ
研究成果の概要

本研究は、メタボローム解析によって尿路上皮癌の分子サブタイプにおける代謝物の細胞内ダイナミクスの特徴を明らかにすることと、治療反応性・抵抗性を予測するバイオマーカーや治療標的分子をメタボロミクスの視点から同定することを目的とした。
その結果、2つの代謝物(isopropylmalic acidとgluconic acid)によりLuminal、p53-likeBasal/squamousの3つのサブタイプが分類できることが明らかになった。特に、Gluconic acidはシスプラチン耐性株で共通した増加が認められた。

自由記述の分野

泌尿器科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

今まで進行性または転移性尿路上皮癌に対して白金製剤を中心とする画一的な治療が行われてきた。最近、免疫チェックポイント阻害剤や分子標的治療の新たな治療薬に関するエビデンスが報告されたが、個別化治療のためのバイオマーカーはない。本研究では、分子サブタイプまたはシスプラチン耐性とメタボロームの関連を示したことで、従来網羅的遺伝子発現解析が必要であったサブタイプ分類を簡便に行うことを可能にし、シスプラチン耐性のバイオマーカーや治療標的分子の探索に使用できる可能性がある。

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公開日: 2023-01-30  

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