研究分担者 |
竹林 明枝 滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (00402735)
村上 節 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (20240666)
北澤 純 滋賀医科大学, 医学部, 医員 (30823900)
郭 翔志 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (50464178) [辞退]
森宗 愛菜 滋賀医科大学, 医学部, 医員 (60757219)
中村 暁子 滋賀医科大学, 医学部, 医員 (70839430)
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研究実績の概要 |
慢性子宮内膜炎が、体外受精患者の着床率に影響を及ぼすこと(BMC Womens Health.2021 Kimiko Hirata, Fuminori Kimura, et al. PMID: 33663485 correspondence author)、流産率や早産率を高めること(Am J Reprod Immunol. 2021 Aina Morimune, Fuminori Kimura, et al. PMID: 33020952 correspondence author)、流産検体の解析から慢性子宮内膜炎の患者には慢性脱落膜炎が多いこと(Shoji Kaku, Takuro Kubo, Fuminori Kimura, eta l. BMC Womens Health.2021 PMID: 32487112 correspondence author)、慢性子宮内膜炎患者の着床期子宮内膜では、ヘルパーT細胞亜群の分布が狂いTH1が増加しTH2が減少するが、TregやTH17は変化しないこと(Am J Reprod Immunol. 2021.Jun Kitazawa, Fuminori Kimura, et al. PMID: 33155317 correspondence author)、また、epithelial mesenchymal transitionの起こる頻度が高いこと(PLoS One. 2021 .Mitsuaki Ishida, Akie Takebayashi, Fuminori Kimura, et al. PMID: 33826645 correspondence author)を報告した。 現在、子宮内膜間質細胞の培養系を用いた研究でラクトフェリンを添加するとproinflammatory cytokineの遺伝子発現および分泌の減少を来すことが明らかとなった。ラクトフェリンの子宮内膜炎への炎症抑制効果がどのカスケードで効果を及ぼしているか明らかとなりつつある。細胞増殖、アポトーシスにも影響を与える可能性が出てきている。これらを現在検証中である。
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