研究課題/領域番号 |
19K09758
|
研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
吉元 千陽 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (00526725)
|
研究分担者 |
山田 有紀 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (20588537)
小林 浩 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (40178330)
川口 龍二 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (50382289)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | 内幕症性嚢胞 / 内膜症関連卵巣癌 / 鉄濃度 / MR Spectroscopy / R2値 |
研究実績の概要 |
①「多施設共同研究によるMRS測定」に関する臨床研究 新型コロナウイルス感染症の流行により病床削減および手術枠削減により症例蓄積が滞っている。現在、緩慢ではあるものの症例蓄積を継続している状況である。 ②「発癌メカニズムの解明」に関する基礎実験 臨床研究において良性のなかでも内膜症関連卵巣癌と酷似した嚢胞内環境を呈する特異な症例(良性ではあるもののR2値が低く、嚢胞内容液の鉄濃度が低い症例)について免疫組織化学により検討したところ、M2マクロファージの集族が有意に多く、上皮細胞からのHeme Oxygenase 1 (HO-1)発現量が増加していることを見出した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の流行により病床削減および手術枠削減により症例蓄積が滞っているため。
|
今後の研究の推進方策 |
上記①については継続して症例蓄積を行う。 上記②の研究においては、病理医の検鏡を依頼している。これにより導き出される仮説の実証実験を不死化上皮細胞とTHP-1分化誘導マクロファージの共培養により子宮内膜症類似環境を構築し、「鉄」を添加することでHO-1を主とした抗酸化物質が誘導されることを確認する。
|
次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染症による
|